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2009年6月 3日 (水)

チーム・マイナス6%も…。

一昨日からcoolbizがはじまり、室内空調の設定温度が28℃となりました。
徐々にではあるが“coolbiz”や“チーム・マイナス6%”との言葉も浸透し、ECOブームに押され国民の関心も高くなってますね。個々における小さな努力も、数重なれば大きなものになると思っていましたが、実態の温室効果ガスはマイナス6%どころかプラスに転じています。
Bird_viewその要因として大きいと言われているのが新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の運転停止だったそうですね。新潟県にありながら首都圏の電力を担っていた原子力発電所が運転停止になったにも拘らず、首都圏の電力消費量は増えるばかり。その電力不足を補うために他の火力発電所は稼働率を上げ、結果として化石燃料が大量に燃やされ、温室効果ガスを増やしてしまった一因とも言われてます。
おかげで京都議定書にある削減目標には程遠い状態の日本は、チェコやウズベキスタンより排出権を買い取るなどして体裁を整えておりますが、本質はズレている感もある訳で…。元々、諸外国(特にEU)と比べ、目標値自体に問題?無理?のあった設定だけに、今となっては失敗?ともいえない事実はあるものの、そんなこともいってられない現実もあります。

火力発電<原子力発電とも言いがたいし、経済活動<省エネとも言いにくい。そんな日本で、チーム(マイナス6%)を組むことが出来るのでしょうか?少し疑問も感じます。でも、せっかくですから小さな努力は続けていきたいものですね。

成長:其の205

柏崎刈羽原子力発電所にある7基の発電設備の合計出力821.2kwは、一ヵ所の発電所としては世界最大の発電量だそうです。

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コメント

>玉井人ひろたさん

究極の状況にならないと、
人間は真剣に取り組まないのかもしれませんね。

投稿: hide | 2009年6月 7日 (日) 22時45分

わたしも「チームマイナス6%」に名を入れていますが、環境問題はなにか根本的なものの方向が違っている気がします

投稿: 玉井人ひろた | 2009年6月 4日 (木) 22時12分

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