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2009年1月27日 (火)

硫黄岳。#2

953_2夏沢峠から先へはヒュッテ夏沢と山びこ荘の間を抜け硫黄岳に向かいます。小屋と小屋との間には雪の吹溜まりが出来ており、足を踏み入れた途端に腰まで雪の中にズボッΣ(゚д゚lll)
数メートル間そのような状況が続きます…
再びトレースが現れたところでアイゼンを装着し、人生はじめてのピッケルを手に持ちました。
955_2その先、トラバース地点では谷側に小さな雪庇ぽいところがあり、出来るだけ離れて歩くよう心掛けます。そしていよいよその先には森林限界が見えてきます。
956森林限界を抜けると勾配は急になってきました。トレースはあるものの膝辺りまでは埋もれてしまいます…いやはやこれでは体力を消耗しまくります(;;;´Д`)ゝ
959先行者が見えます。当日、硫黄岳を目指したのは単独の男性と女性に男女のペアのみでした。皆さん雪山には慣れている様子で装備も完璧、私の貧弱な装備が浮き彫りに…962 963

その森林限界を超えることで辺りの景色もよく見えるようになってきました。左上画像にはオーレン小屋に峰ノ松目、右上の画像には夏沢峠と双耳峰の天狗岳もチラリと見えます。
964高度を上げるにつれ風も強いぶん雲も切れ、青空率が高くなってきた!『嬉しい\(^o^)/』でも『さみぃ~(((゚Д゚)))』
966いよいよピークへ向けた広い稜線上に到着です。そのピーク上空にも青空が広がってきましたよ。
ん!?あのピーク付近見える白いものは雲??
967どれどれズームイン!
……いや!地吹雪じゃないですか!
ウォォ━━Σ(゚д゚;)━━!!
969たしかに森林限界を超えてからは常に強風・突風にさらされてます。ただでさえ氷点下20度前後と思われる気温のなか、その強風のおかげで体感温度は未体験ゾーン…
しかしその強風では足元の雪も吹き飛ばされ積雪はほとんどなくなってきました。
970そんな環境ですから、道標もご覧の通り…見えません。この辺りからは風も更に強まり、雪を巻き上げ周囲は地吹雪状態に…
972さて火口も見えてきました。
975ですのでピークもすぐそこ、ケルン目指してひと頑張りです!
980夏沢峠から1時間半弱、夏沢鉱泉より3時間程かけて強風巻く硫黄岳ピークにたどり着きましたよ。
しかーし、兎に角さみぃ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
寒さで手先の感覚がなくなってくるうえ、極限に冷えたピッケルが冷えた手に追い討ちをかける。鼻の穴は既に凍ってますし、感覚もないため無意識に鼻水も垂れる。ネックウォーマーも、口にあたる部分は吐き出す息の水分で凍ってカチカチ…当然、ザックに入れてあったペットボトルのアクエリアスも満タン状態で完全凍結、コンビニおにぎりも同様に凍結。フル充電したデジカメのバッテリーも寒さで終了。これらの体験が、後に記す雪山素人の失敗であり、よい経験となった一部ですね。
976そんなわけで景色の写真も手短に撮影し、早々に撤収~!!登りの半分くらいの時間で夏沢鉱泉まで戻って温泉へ直行!再び身体中に血液が回り始めて復活です!(≧m≦)

そんな訳で“素人雪山企画第1弾”は無事に帰還できました。「帰還」なんて、ちょっと大げさな表現かもしれませんが、あまりの寒さに「これはまずい」と感じたのも事実ですし、良いも悪いもイイ経験が出来たことは紛れもなく事実な訳で、百聞は一見に如かずとはまさにこのこと、そんなこんなで次回の山歩きも雪山にしようと心に誓ったのでした。

ちなみに清掃登山記録。ですが、こちらも雪山でありゴミは見当たりませんでした。しかし稜線上ではそんな余裕もなかったことを添えときます…

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コメント

>ふるまんさん

ホント温泉があってよかったです♪
もう芯の芯から冷え切っていましたし、
手先の冷たさが内心不安だったので、
ホント良かったです。
小屋の方に聞けば、
やはり凍傷になられてしまう方も多いようですよ。

投稿: hide | 2009年1月31日 (土) 02時21分

お・お疲れ様でした~!
いやぁ~読んでてハラハラする記事でしたね。
ご無事でなによりです。
そんな極寒からのご帰還、そのあとの温泉って
・・・もう生き返るような気分でしょうね。

投稿: ふるまん | 2009年1月31日 (土) 00時16分

>nousagiさん

寒いのに行っちゃいましたよぉ~
来月もどこかの雪山にチャレンジしたいな!
と思っている次第です☆
今年は夏冬とも八ヶ岳YEARにしようかとも思ってます。
暖かくなれば私ものんびり山行ですよん♪

投稿: hide | 2009年1月29日 (木) 01時32分

>Fjirouさん

夏沢鉱泉の方に聞いたのですが、
しっかりとした装備でないと、
やはり凍傷の危険があるようです。
だってホントに寒かったですから…
「やばい」と感じるくらいの寒さでしたよ。

投稿: hide | 2009年1月29日 (木) 01時28分

>ネコさん

一部分を抜いてトレースはきっちり付いてましたよ。
ただ、稜線上は強風が吹き荒れトレースはないですが、
積雪もないのでケルンたどれば問題なかったです。
一部分だけラッセル状態になりましたが、
それはそれは疲れますね…
このルートではネコさんなら余裕ですよ!

投稿: hide | 2009年1月29日 (木) 01時25分

寒いのに行っちゃったんですね~。
よく御無事で(笑)。
もう見てるだけで十分です。
こういう山は夏の花の時期にの~んびりが
私には合ってるな~とつくづく思います。
あぁ、さむ・・・。

投稿: nousagi | 2009年1月29日 (木) 00時00分

hideさん こんばんは
硫黄岳頂上の標識が寒さを物語っていますね!
未体験ゾーンの突入、お疲れ様でした。
山小屋に帰ってからの温泉は格別だったでしょうね。

投稿: Fjirou | 2009年1月28日 (水) 19時40分

夏沢からだと日帰り出来るんだー予想以上に手頃なんですね

人気もあるからトレースもあるみたいですし


腰ラッセルはツライ
ピッケル使って潰して膝で固めて足で踏んで…の繰り返しですものー

それが急斜面になるとラッセルしながら斜登高に…5倍くらい疲れます(>_<)


ラッセル地獄は
(゜Д゜)イ・ヤ・だ!

投稿: ね | 2009年1月28日 (水) 16時34分

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