二子山西岳。
冬至間近で日も短くなってきましたが、土日にで埼玉県へ山歩きに行ってきました。行先は埼玉県と群馬県の県境にある『二子山西岳:1,166m』です。小田原を朝6時半に出発、中央道相模湖IC~圏央道入間ICまで高速道路を利用してR299で秩父方面へ、登山道入口のある坂本まで4時間半もかかりました。おかげで11時過ぎと遅めの歩き始めになってしまいましたが、全行程で4時間程度の山歩き、余裕を持って歩けます。
歩き始めは整然と並ぶ杉林を仁平沢沿いに高度を上げます。杉林を抜け落葉した林の合間から双方峰の岩山が近づいてくる頃、東岳と西岳の鞍部にある股峠に40分程度で到着です。
当日は東岳には行かず西岳を目指します。股峠からはクサリ場を利用して一気にピークへ向け高度を上げていきます。久しぶりの岩場に気分もやや高揚してきますが、30分程でピークに到着しちゃいました。その山頂からは360度の展望が広がり奥秩父連山の山々が見渡せますが、初めて来た場所だけあってどれがどの山か分からないのが残念でしたね。
さて、本日のメインイベントはここからです。西岳奥へつながる岩稜の稜線歩きがはじまります。切り立った岩稜のヤセ尾根はスリルがあり、手足を使い慎重に慎重に!この山の岩は石灰岩で出来ており雨が降ると滑るので注意!と本に書いてありましたが、途中から粉雪が舞い始め少し不安な気分に…そんな感じでこの冬初めての雪も体験できましたよ。
その岩稜を形成している石灰岩ですが、一見すると普通の岩にしか見えませんが、削られたところは真っ白です。そのため二子山西岳の西側にある“叶山”は秩父太平洋セメント㈱により石灰岩採掘のため山頂部分から削られ、地下トンネルのベルトコンベアーで40㎞も先の秩父市内の工場に搬送しているそうです。そのどんどん標高を落とし真っ平らになった叶山の姿は複雑な気持ちを呼び起こさせました。
そんな二子山西岳の岩稜歩きで始まった埼玉県の山歩き、翌日の山歩きがメインです。明日の山歩きに備え秩父市内で1泊、駅前の居酒屋で明日の山歩きのイメージトレーニング?をしながら美味しいビールを飲みました。
成長:其の145
石灰とは、生石灰(酸化カルシウム:CaO)または消石灰(水酸化カルシウム:Ca(OH)2)のことで、炭酸カルシウム(CaCO3)やカルシウム(Ca)を指すこともある。その石灰の用途は多岐にわたるが、土木材料としては、古代エジプトで発明されたモルタル、近代建築に欠かせないコンクリートなどが主流である。
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コメント
二子山西岳
投稿: | 2014年1月14日 (火) 12時53分
>ふるまんさん
スリリングな山歩きは楽しいです♪
疲れも忘れて気持ちがいいです。
ただ、調子にのってくる頃が
一番危険なのかもしれませんので、
これからも気をつけて山遊びしますね。
皆さんにいい景色をお届けします!
投稿: hide | 2007年12月20日 (木) 22時44分
>もうぞうさん
そんなに危険な山ではないですよ。
慎重に歩けば問題ありません!
よっぽど涸沢岳~北穂高岳間の方が危険でした^^;
投稿: hide | 2007年12月20日 (木) 22時42分
>Fjirouさん
そうなんですよ。
山頂付近に岩稜が連なっているんです。
とても不思議な感じの山でした。
そうそう、ロッククライミングをやっている方もいましたね!
でもまだ私にはできませんよ^^;
ただ、楽しい山であることは間違いなかったです☆
投稿: hide | 2007年12月20日 (木) 22時40分
おぉ~、ロッククライミングで有名な山なのですか。
今回はいつもより数段スリリングな山登りだったようですね。腕にも筋肉がついたのではないですか?
次第に雪も降りやすくなってきてますしね。
慎重第一に楽しんでくださいね、hideさん。
投稿: ふるまん | 2007年12月19日 (水) 01時21分
もうこんな山にも挑戦ですか?
私は恐怖で行けそうにありませんね。
投稿: もうぞう | 2007年12月18日 (火) 19時35分
hideさん、おはようございます
石灰岩の山だけに山容が変わっていて
景色も凄い所ですね、この山はロッククライミング
で有名みたいですけど、hideさんもやりましたか?
スリルがあって楽しそうな山ですね。
投稿: Fjioru | 2007年12月18日 (火) 08時27分