pottering.【in 静岡 Part2】
昨日のことですが…午後からの晴れ予報に誘われ先週のポタリングの続きに出かけました。Fjirouさんのコメントで頂いた“堤防ロード”田子の浦から先へです!当日、静岡県富士市の田子の浦に着いたのは13時半過ぎ…
相変わらずの計画性の薄さに出遅れを見せてしまいましたが、のんびり自転車を組み立ててポタの続きを開始です。
【田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける】万葉集にある山部赤人の歌、もしくは百人一首で皆さんも一度は聞いたことがあるかと思う田子の浦(富士市)も、今は大きな工場が建ち並ぶ静岡県内では有数の工業都市になってます。田子の浦港付近は陸海の流通拠点なもんで大型トレーラーが行き交いポタにはちょっと危険です。。。
早々に田子の浦港を周り込み堤防ロードへ向かいます。またまた天気は曇り気味でイマイチ…ナゼなんだ!?しかし気持ちイイ潮風は今日も吹いてます♪順調にペダルをこいでるとすぐに富士川に到着です。南アルプスの鋸岳に源を発し、山梨県と長野県の県境を成して山梨県から静岡県を流れ駿河湾に注ぐこの富士川の河口付近河川敷はとにかくでかい!の一言です。野球場からサッカー場を両岸にいくつも抱え、多くの人たちに休日の運動を提供してました☆
さらに先へ!途中蒲原付近で、国道1号線の橋脚工事にため堤防ロードが通行止めになっていましたが、側道に回避して街並みを感じながら由比町に到着です。 ここは江戸時代の宿場町で、私の住む小田原宿から7つ目の宿場町です。その由比町はサクラエビが有名で街中にサクラエビを感じることができます。
サクラエビだらけです…サクラエビって駿河湾でしか獲れないエビだってご存知でしたか?
私は正直、あまり得意な方じゃない食べ物でして…
小学校の給食に出たやきそばにサクラエビが入っているのが納得できなく…な~んて思い出したりしたポタリングでした。
成長:其の126
①田子の浦(ゆ)うち出でてみれば(真白にそ)
富士の高嶺に雪は降り(ける)
②田子の浦(に)うちいでて見れば(白妙の)
富士の高嶺に雪は降り(つつ)
山部赤人が歌った万葉歌は①なのですが、藤原定家が百人一首用に歌を改訂して後世に伝えたのは②です。( )をした部分が万葉集の原歌と違うところで、専門家に言わせれば原歌の意味を大きく変えてしまっているそうです。
まず、「田子の浦ゆ」の「ゆ」というのは経由を表す古語で「田子砂浦から」になり、北側に山や林のある田子の浦をずっと歩いて、やっと展望の出来る地点に出て見ると遥かに雪が降り積もっている富士山が望まれたという歌を、「田子の浦に」として展望もできない田子の浦に出たことになり、富士山を見えなくしてしまったそうです。
また、「真白にそ」という「ほんとうに美しく真白に」という実景の写実を、「白妙の」という頭の中ある観念的な「思い」にしてしまったそうです。
あと一つ、「雪は降りける」という雪が実際に積っているという写実を、「降りつつ」という現在進行形にしてしまったこと。今、雪が降り続いていたら向こうに富士山が見えなくなってしまいます。
とのことだそうですよ、奥深い。
【今日の数値】
体重59.5㎏・体脂肪率19.6%・基礎代謝量1,330kcal
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コメント
>ふるまんさん
でしょでしょ!
焼きそばにサクラエビは
変テコなコラボですよね…
しかし私の住む小田原市内の小学校では
当たり前のメニューだったんですね。
今、思っても不思議だし…
今でもそのメニューはあるのかな?
昔の歌遊びは時間を越えて、
現代人にも通じるんですね♪
歌で情景が浮かぶなんて素敵ですよね☆
投稿: hide | 2007年10月16日 (火) 00時31分
「やきそばにさくらえび」!?う~ん、それはちょっと妙ですよね。
お好み焼きにならわかりますが。
でも、乾燥さくらえびはそのままでもなかなか美味いですよ。
いちど食べだしたら、やめられないとまらない~♪です。
百人一首の歌は昔かるたで覚えたものですが・・・
短い言葉でも、その情景がなんとなく頭に浮かんできますよね。
でも、一字違うだけでも意味が違ってくるのですね~。
勉強になりました。
投稿: ふるまん | 2007年10月15日 (月) 01時24分