Northern ALPS.#3
奥穂高岳を後にして穂高岳山荘までもどり、その勢いのまま今度は日本第8位の高峰『涸沢岳:3,110m』に向かいます。約30分で山頂に到着後、涸沢ヒュッテで作ってもらったお弁当タイムにします♪3,000mを越える場所で食べるお弁当は無条件で美味しいです☆おかずも鮭にシュウマイ、唐揚げと玉子焼きなど多様な種類にお腹も満足しました!
さてここから本日のメインイベントであり最大の難コースが始まります。岩の間から垂れ下がる鎖を頼りに“D沢のコル”までほぼ垂直に高度を落としていきます。その後もさらに“涸沢槍”まで浮石や落石を注意しながらハシゴと鎖を頼りに高度を落としていきます。
この区間はハシゴや鎖が連続しますが、手がかり足がかりは見つけやすく問題はない。ただ、一歩間違えると取り返しのつかない高度に身をさらしているため恐怖心だけは常にまとわりつきます。そして“最低コル”まで高度を落とし振り返ると、今まで降りてきた険しい岩稜がひと目に飛び込んできて、テンションは上がりっぱなしの状態になりました。 “最低コル”を過ぎるとペンキマークを頼りに手足をフルに使っての登りになります。目指すは“ドーム”と“南峰”で岩峰が屹立する場所を通過する場所では、飛騨側の足下が切れ落ちている箇所が多く、またまた恐怖心との戦いになり、何だか分からないアドレナリンがどんどん分泌されているのが分かりました。
また、この区間からは一般登山道としては最難関ルートと言われている“大キレット”を見ることができました。いつかはチャレンジしてみたいと思うほど、この日の自分はテンションが上がってましたね^^; 南峰を過ぎると一度高度を落として南稜ルートと合流します。ここからは通常の登山道となり一安心できます。そして“松涛のコル”を越えてひと登りで日本第9位の高峰であり、本日2番目の目的地『北穂高岳:3,106m』に2時間強で到着しました。
南稜ルートで下山するも足場は岩場にガレ場の連続…だいぶ膝に負担がきているのか少し違和感を感じています。普段歩く丹沢の登山道は土歩きが基本のため、今回の穂高は膝の負担が想像以上のようだった。2時間弱で涸沢のテント場に戻り今日の行程は無事に終了しました。言うまでもありませんが、この日もpm7:00には夢の中へ…ぐっすり熟睡モードでした。
今日の涸沢岳~北穂高岳間のルートは、今までの人生の中でもトップクラスに凝縮されテンションの上がった2時間でした☆
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コメント
>nousagiさん
行っちゃったんですよ…
あそこまで危険ゾーンとは思ってませんでした^^;
ただ、嫌いでもなく意外に得意みたいです。
子供の頃、アスレチックや木登りが得意でしたからね!
今回の穂高も参考にさせて頂いたので感謝です。
おかげでいい思い出ができました。
ありがとうございました^^v
投稿: hide | 2007年9月22日 (土) 09時44分
>Fjirouさん
そうですね!天気に感謝です。
一番晴れて欲しい日に晴れたので♪
アルプスの虜になったので、
来年もどこかへ行きたいな~と思ってます。
投稿: hide | 2007年9月22日 (土) 09時39分
>もうぞうさん
私もまだまだムリですね^^;
その時は変なアドレナリンが分泌されてて…
イケイケだったんでしょうね。
投稿: hide | 2007年9月22日 (土) 09時35分
奥穂~北穂行っちゃったんですね。
怖いところだったでしょう?
私の地図にはこのコースはありませんので(笑)
北穂には涸沢からのピストンで登ろうと思います(笑)。
素晴らしい山行に、おめでとう~!
( ^^)/▽☆▽\(^^ )
投稿: nousagi | 2007年9月21日 (金) 17時54分
涸沢岳、北穂高岳も凄い所ですね
天気が良く眺望もきき、気持がよかったでしょう~。
あまり良くない予報が出ていただけに
喜びもひとしおだと思います。
ベストなアルプスデビューになりましたね!
投稿: Fjirou | 2007年9月20日 (木) 20時49分
なんと北穂へ・・・
すごいな~
私には無理です。ましてや大キレットなんて、夢のまた夢です。
投稿: もうぞう | 2007年9月20日 (木) 20時47分