Northern ALPS.#2
星空を眺めテントに戻ってもなかなか寝付けない…何でだろう?寒さのせい?興奮のせい?いやいやもう既に6時間以上寝ているんだった。シェラフに包まっていてもなかなか時計の針は進まない…ゆっくりとした時の流れに身を任せ…寝るのをあきらめいったいどれくらい経ってたのだろうか?やっとテントの外がにわかに明るくなってきました。
さぁ、昨日予約したお弁当を取りに行こう。外は凛とした冷たい空気が張りつめており雲はほとんどない。絶好の山日和だ!
準備を整え出発!まず目指すは『奥穂高岳:3,190m』です。ルートは初心者向けの“ザイテングラート”涸沢カールから穂高岳山荘の建つ白出のコルへ向かって一条に延びる岩尾根です。
涸沢テント場の山岳補導所脇から涸沢カールの底を登っていきます。途中、お花畑を抜けて行き雪渓を横断します。気温は低いものの陽射しがあり雪は思ったより柔らかい、慎重に歩みを進めると次はカール全体を覆うガレ場がつづく。さらに高度を上げるといよいよザイテングラートに取りつきます。ここは岩尾根の急登で、途中ハシゴやクサリ場もあるがそんなに難しくなかったです。一気に高度を稼ぐと2時間ちょっとで穂高岳山荘のある白出のコルに到着しました。
穂高岳山荘の屋根にはたくさんの洗濯物が気持ち良さそうに干してありました。さらにその干している布団の上で日光浴をしながら寝ている人も、う~んとっても気持ち良さそうだ^^
さてさて、ここから奥穂高岳へ向かいます。いきなりのハシゴで不安を感じるもこれまた大丈夫。ガレている足場を着実に高度を上げると後方に槍ヶ岳が見えてきました。 さらに高度を上げていくと大きなケルンと祠が見える。そこが日本第3位の高峰「奥穂高岳」のピークでした。そこからの景色は、テントを張った“涸沢カール”、スタート地点の“上高地”、西穂高方面の岩峰“ジャンダルム”、遠方では“富士山”や当初の目的地“北岳”まで360度遮るものがない圧巻なものでした。
奥穂高岳山頂を充分に満喫後、穂高岳山荘に戻る途中にとある方に出会った。その方は今日の奥穂高岳で百名山を完登だそうです。あえて奥穂高岳を最後に取っておいたとのこと。いい顔してました☆
おめでとうございます。
穂高岳山荘に戻ったのはちょうど12時。さぁ~まだ半日ある、これからが今日のメインイベントです!
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コメント
>もうぞうさん
行かれた当時と雰囲気は変わってないですか?
想像以上に素晴らしいところで感動してます。
当日の人手はどうなのでしょう?
普段どのくらいの人手なのかは知りませんが…^^;
連休前だったので少なかったみたいですよ。
投稿: hide | 2007年9月20日 (木) 00時01分
良い天気でよかったですね。
なつかしく拝見しました。
思ったより人間が写っていませんけど、少なめでしたか?
投稿: もうぞう | 2007年9月19日 (水) 19時59分